脱毛について調べると、必ず出てくるキーワードが「毛周期」です。
毛周期を理解せず脱毛に通うと、損をしたり効果が得られなかったりします。
たとえば、全身脱毛と部分脱毛では、毛周期の違いにより通うべきタイミングが異なったりするのです。
この記事では、「毛周期とは何なのか？」「部位別の毛周期」「毛周期が関係ない脱毛サロン」「毛周期を利用して脱毛効果を上げる2つのポイント」について解説していきます。
ざっくり言うと
毛周期について
毛周期とは
毛周期とは、簡単に言うと「体毛の生え変わるサイクル」のことです。
毛の生えている部位にもよりますが、そのサイクルは平均して2～3か月程度と言われています。
まずは毛の生えるメカニズムを説明します。
成長期・退行期・休止期
毛は毛穴の中にある毛乳頭から毛母細胞に栄養が送られ、毛母細胞が細胞分裂を繰り返すことで作り出されます。
毛母細胞は
- 成長期…毛母細胞が活発に活動し、毛が成長する期間。毛は伸びて皮膚表面に現れる。この時期にメラニン色素がたくさん生成される。
- 退行期…毛母細胞の活動が弱まり、毛と毛母細胞が離れて抜ける準備に入る期間。
- 休止期…毛母細胞が活動を止めて、毛が抜け落ちている状態。次の毛を作り出すための準備期間。
と呼ばれる3つの周期を繰り返して毛を作ります。
このサイクルが毛周期と呼ばれるものです。
部位別の毛周期
毛周期は体の部位によって、大きく異なってきます。
体の表面に出ている成長期と退行期の毛は平均すると約20～30％と言われています。
つまり、皮膚の下に眠っている毛の割合の方が、70～80％と圧倒的に多いのです。
もしあなたが全身脱毛を受ける場合、全身の毛を同時に施術するため、毛周期の平均である2～3か月を目安として施術を行っていくことになります。
毛周期を把握することで部分脱毛の効率アップ
しかし部分脱毛の場合は、部位ごとに毛周期が異なるため、最適な施術の間隔が異なってきます。
脱毛のプランによっては「1年間で最大6回施術が受けられる」など期限が決まっているものがあり、部位によっては毛周期に合わせたタイミングで脱毛できないこともあります。
そのため、部位ごとの毛周期について知っておくことが大切です。
ワキ・VIOなど部位ごとの毛周期
| 腕 | 約3～4か月 | 成長期の毛 | 約20％ |
| 足・ひざ下 | 約4～5か月 | 成長期の毛 | 約20％ |
| ワキ | 約3～5か月 | 成長期の毛 | 約30％ |
| VIO(ビキニライン) | 約1～2年 | 成長期の毛 | 約30％ |
ハイジニーナとも呼ばれるVIO脱毛は、毛周期だけ見れば、他の部位よりも脱毛完了までに時間がかかります。
しかし毛が太く濃い効果を得やすい毛質の部位であり、成長期の毛が約30％と多めであるため、すべて無毛のパイパン状態にするのでなければ、スムーズに脱毛完了できることもあります。
毛周期には個人差がある
毛周期は部位ごとに異なるだけでなく、個人差もあります。
同じ時期に始めた友人と脱毛の進度が違う場合、毛質や毛量の違いの他に毛周期の違いもあることを頭に入れておきましょう。
脱毛方法と毛周期の関係
次は毛周期を知ることで分かる脱毛方法との関係についてまとめていきます。
- 何故、2～3か月に1回しか施術を受けられないのか？
- 何故、何回も通う必要があるのか？
これらの根拠となる部分を解説します。
施術に適しているのは「成長期の毛」
実は光脱毛・レーザー脱毛において、脱毛に適しているのは成長期の毛なのです。
脱毛は毛母細胞にダメージを与えたり、破壊したりすることで毛が生えないようにします。
メラニン色素に反応して光を照射
このダメージを与える際に利用するのが、毛のメラニン色素である黒色です。
光脱毛やレーザー脱毛は、毛の黒色に反応して光が照射されます。
つまり、毛と毛母細胞の繋がりが弱くなっている退行期や、毛の生えていない休止期に光を照射してもダメージが与えられず、脱毛効果が得られないということです。
一方メラニン色素が活発に生成されて、毛と毛母細胞が強く結びついている成長期は、脱毛効果がしっかり得られる最適な時期と言えます。
退行期・休止期は脱毛効果が低い
このことから分かるように、毛周期を無視して1か月に1回脱毛の施術を受けても、まだ次の成長期の毛が生えてきていないため、脱毛効果が得られず無駄に回数を消費することになってしまいます。
そのため1回施術を受けたら、次の成長期の毛が生えてくるまで約2～3か月待って脱毛しなければならないのです。
脱毛にかかる期間
私たちの目に見えて生えている毛は、成長期と後退期の毛で約20～30％と言われています。
1回の施術で照射できるのは15％程度
目に見えている毛の半分が成長期・残りの半分が退行期だと仮定すると、脱毛効果が得られる成長期の毛は多く見積もっても15％程度ということになります。
そのため、1回の施術だけではなかなか脱毛の効果を実感できません。
1回の施術で15％ということは、6回施術を受けて約90％の毛を脱毛できる計算となります。
光脱毛は複数回照射する必要がある
ここで注意したいのが、レーザー脱毛・ニードル脱毛は1度施術した毛穴からは毛が生えてきませんが、光脱毛は1度施術した毛穴からはまた細く・柔らかい毛が生えてくるということです。
つまり、レーザー脱毛・ニードル脱毛は2～3か月間隔で6回の施術を受けると、約1年で90％の脱毛が完了し、ほぼ自己処理が必要ない状態となります。
しかし、光脱毛は1つの毛穴に数回光を照射しなければなりません。
そのため、毛周期が個人によって違うこともあり、光脱毛が完了するまでにかかる施術回数は12～18回で、期間としては約2～3年と言われています。
毛周期の関係ないオススメサロン
「毛周期を気にしながら通うの大変そう」「2～3ヶ月に1回じゃなく、さっさと脱毛終わらせたい！」と思う人もいますよね？
最近では、技術の進歩により毛周期を気にせずに受けられる脱毛方法も開発されています。
毛周期を気にせず2週間～1ヶ月に1回のペースで施術が受けられ、脱毛完了までの期間が短いサロンのなかから、今回はおすすめサロンを2つ紹介します。
⇒ え？デメリットなし？SHR脱毛の効果・回数と仕組みまとめ
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⇒ 痛くない理由は？ディオーネとストラッシュの脱毛効果を解説
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脱毛時に使うジェルに抑毛成分を配合することで、毛周期を気にしない脱毛方法を実現しました！
2週間～1ヶ月に1回施術できるのは
のみとなっています。
全身脱毛の料金も、他サロンに比べて安いので、安くて早いコスパ最高のサロンです！
毛周期を利用して脱毛効果を上げる2つのポイント
毛周期を知ることで、脱毛効果を上げることができる2つのポイントがあります。
特別に何かを買ったりする必要はありません！
普段通りの生活で少し気をつけるだけでよいポイントをご紹介します。
脱毛を予約するタイミング
全身脱毛
全身脱毛は体毛の毛周期の平均である2～3か月に1回の施術を受けます。
回数を重ねるごとに毛が生えるスピードが遅くなってくるため、
前半は2か月に1回、毛が減ってきたら3か月に1回など間隔を変えると無駄なく効果的に脱毛できます。
部分脱毛
部分脱毛の場合、部位によって毛周期が異なるため、1年で◯回という制限があるプランを契約すると、毛周期に合わせて施術を受けることが難しい場合もあります。
期間無制限や都度払いのプランが最適
期間無制限のプランや保証期間の長いプラン、また都度払いのプランを利用すると、毛周期に合わせて脱毛できます。
例えばワキなら4か月、ヒザ下なら5か月と間隔を少し長めにとって施術を受けると1回での脱毛効果が上がります。
毛が生えるペースに合わせて施術する
そして、施術を受けた後に抜ける毛や、次に毛が生えてくるまでの間隔を意識して確認するようにしましょう。
後半になって毛が生える間隔が遅くなったら、定期的にではなく、生えてきた時に予約を入れるようにするのも一つの方法です。
毛が生えるペースが遅くなったことなどをスタッフに伝えると、次の予約に適した時期を教えてもらうことができるので、相談してみましょう。
絶対に毛抜きを使わない
毛周期と脱毛の関係でもお伝えしたように、脱毛は毛のメラニン色素である黒色がないと効果が現れません。
毛抜きで毛を抜いてしまうと、せっかく脱毛の効果が得られる数少ない成長期の毛を脱毛できない状態にしてしまうことになりもったいないです。
さらに毛抜きでの処理は、毛穴に大きな負担がかかり肌トラブルの元となります。
炎症を起こして赤くニキビのように腫れた部分などは脱毛施術を受けることができません。
脱毛を始めたら、毛抜きでの処理は絶対に止めましょう。
まとめ
体毛の生え変わるサイクルである毛周期を知ることで、より脱毛効果を上げることができます。
毛の生えるペースは施術を受けるごとに遅くなっていくため、予約は必ず一定間隔ではなく、部位ごとの毛周期を基準にして考えましょう。
自分の毛の状態を把握することで、最短の期間かつ最小限の料金で脱毛を完了することができます。
毛周期を気にせず、早く脱毛を終わらせたいという人は、毛周期の関係ないストラッシュや脱毛ラボでの脱毛をおすすめします！
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