
みなさんが大好きな甘いものの代表格といえばチョコレート。その魅力にとりつかれ、ついつい食べすぎてしまうこともあるのでは?
チョコレートの味を楽しむ一方で、食べ過ぎで気分が悪くなる人もいるようです。
このページではチョコレートの食べ過ぎの量と症状・対処について見ていきましょう。
チョコレートを食べ過ぎた時の症状と対処
チョコレートの食べ過ぎは病気になるとはいかないまでも、不快な症状へとつながることがあります。
頭痛
チョコレートに多く含まれる物質「チラミン」が頭痛の原因になると、アメリカの国立医学図書館が公表しています。
チョコレートの食べ過ぎで片頭痛が起きてしまった場合は、痛みを感じる部分を冷たいタオルなどで冷やしながら、座るか横になって安静にしていましょう。
片頭痛は血管の拡張により起きるものなので、血管を収縮させるにはマッサージをしたり温めたりせずに、冷やすことです。
参照:Migraine: MedlinePlus Medical Encyclopedia
下痢・腹痛・便秘
下痢・腹痛
チョコレートに限らず、食べ過ぎ飲み過ぎは消化不良を起こし、下痢・腹痛の原因のなります。
下痢・腹痛の対処法は、半日~1日ほど食事を控え、胃を休ませることです。
市販の整腸剤や下痢止めを飲む方法もあります。
症状が和らいできたら、おかゆやうどんなど消化のいいものを食べ、調子を戻していきましょう。
チョコレートはただでさえ吸収されにくい砂糖分、脂肪分が多く含まれ、食べ過ぎると腸内で多くの水分が分泌されるので下痢になりやすい食品の一つです。
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便秘
チョコレートの食べ過ぎは下痢の原因になりますが、それとは逆に便秘の原因にもなり得ます。
便秘の原因になる物質に糖分が挙げられますが、チョコレートに含まれる糖分は腸で吸収されにくく、便秘の原因にもなります。
下痢と便秘、人によって正反対のことが起きる理由は、チョコレートによって含まれる糖分、脂肪分の量に差があります。
糖分が多ければ便秘になりやすく、脂肪分が多いものであれば適量の摂取で便通が良くなり、食べ過ぎるとまた違った症状が表れるなど、チョコレートのタイプや個人差、食べ方で細かな違いが表れるようです。
もし便秘になったなら、糖分少なめカカオ分高めの高カカオのチョコレートが便秘の解消に効きます。
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鼻血
昔から鼻血が出る原因の一つに、チョコレートの食べ過ぎというのを多くの方が聞いたことがあると思います。
しかし、チョコレートの食べ過ぎと鼻血が出ることの関係は医学的には証明されていません。
チョコレートを食べると血行がよくなるという事実もあるので、無関係とは言えないかもしれませんが。
鼻血の正しい止め方は、頭を少し下げ、鼻の両側を指で圧迫し、座って5~10分ほど安静にすることです。
アレルギー
チョコレートアレルギー
チョコレートが原因と考えられるアレルギーが、カカオアレルギーか、金属アレルギーであるニッケルアレルギーです。
症状としては、かゆみを感じたり、湿疹、蕁麻疹が出たりしますが、まずは早めにお医者さんに診てもらうことです。
ニッケルアレルギーを持つ人が、カカオにもアレルギー反応を示すとは限らないので、自分はどちらのアレルギー体質か知っておく必要があります。
厚生労働省によると、チョコレートに含まれる食物内金属であるニッケルが、金属アレルギー物質として症例報告が多いようです。
カカオアレルギーの症例報告は多いというほどではありませんが、一定数あります。
アレルギー性口内炎
口内炎にはいくつか種類があるのですが、チョコレートの食べ過ぎが原因の口内炎はアレルギー性口内炎です。
前述しましたが、アレルギー反応は原因となる物質を特定することが大事です。
医師への相談をオススメします。
胃痛・胃もたれ・吐き気
チョコレートを食べ過ぎると、カカオの主成分であるカフェインにより、必要以上に胃酸が分泌され、胃の粘膜を荒らして、消化がうまく行われず、胃痛・胃もたれを起こします。
対処としては、市販の薬を服用するか、安静にして胃の中のものが消化されるのを待つことです。
チョコレートは消化されにくい糖分、脂肪分が多く含まれるので、このことも食べ過ぎによる胃もたれの原因です。
症状がひどい時は、嘔吐にもつながるので気を付けましょう。
肩こり
頭痛の項で触れた「チラミン」という物質が肩こりに関係しています。
チョコレートに含まれるチラミンは、脳の血管を収縮させますが、チョコレートの食べ過ぎによる血行不良が肩こりを誘発することがあります。
肩こりの解消には、ビタミンB1、B6、B12、Eを摂りましょう。筋肉の疲労回復、血行促進が期待できます。
にきび
チョコレートを食べすぎるとニキビができるというのは、昔からよく聞く話です。
本当か嘘か、未だにはっきりしないところがあるようですが、米国ペンシルバニア大の研究では、チョコレートの摂取とニキビには関係がないという結果が出ています。
チョコレートのカカオそのものにはニキビの原因となる物質はありませんが、それ以外に人の手によって加えられた糖分がニキビの原因になりえるともいわれ、ニキビができるチョコレートとそうでないチョコレートがあるという見方ができるというのが実際のところです。
低血圧
チョコレートのカカオポリフェノールには血圧を下げる働きがあります。
高血圧気味の方が血圧を下げたい場合にチョコレートを適量、食べるのは有効な手段ですが、もともと低血圧気味の方がチョコレートを食べ過ぎて、必要もないのに血圧を下げるのはよくありません。
低血圧によりめまいを起きてしまうこともあるので、気をつけましょう。
参照:血圧低下(高血圧)×チョコレート | みんなの健康チョコライフ
動悸、不眠
チョコレートを適量、食べることには健康効果は認められますが、それでもチョコレートはカフェインを含んだ嗜好品、刺激物でもあるので、食べ過ぎは動悸、不眠の原因にもなります。
チョコレートの食べ過ぎが原因と考えられる動悸にお悩みの方は、食べる量を適量にしましょう。
チョコレート食べ過ぎの量は?太る?
チョコレート食べ過ぎの量は?
チョコレートを食べる時の適切な量は、日本チョコレート・ココア協会によると、1日30g以内が目安とされています。
ちなみに市販の板チョコ1枚は約60グラム前後で,カロリーは300~400kcalほどなので、適切な量とされるのは半分くらいです。
体質など個人差もあると思いますので、これを基に判断していただけると良いでしょう。
チョコレートを食べるタイミングとして良いのは、食事前や午後3時前後。食欲が抑えられて太りにくいとされています。
高脂質・高カロリー食品であることは間違いないので、食べ過ぎには注意しましょう。
チョコレートは太る?
チョコレートのカカオ豆に最も多く含まれる栄養素は脂肪です。
カカオ豆に含まれる脂肪は、太る原因になるといわれる中性脂肪よりも良質な脂肪に分類され、体内で吸収されにくい脂肪なので太りにくいという研究結果が、米ウィスター研究所により出ています。
必ずしもチョコレートが太る原因とは限りません。
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まとめ
チョコレートには様々な健康効果がある反面、食べ過ぎるとここまで悪影響があるとは驚きです。
大好きなチョコレートには美味しく健康的な食べ物であってほしいもの。
食べ過ぎには十分に気をつけて、チョコレートの味を楽しみましょう。
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