冬になると自然と食べたくなるみかん。子供も大人も大好きで、私たちにとって身近で食べやすい果物ですよね。
みかんは美肌やダイエット効果、病気予防が期待できる果物ですが、食べる時に注意しないといけないこともあり、意外に知られてないことも多いのです。
ここでは「へぇ~!」っと思わず言ってしまいそうなみかんの栄養・効果効能についてご紹介していきます。
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みかんとその皮がもつ美肌効果
ビタミンCが豊富なみかんですが、ビタミンCにはメラニン色素を抑制しシミやそばかすから肌を守る働きがあることで有名ですよね。
またみかんにはアンチエイジングにはかかせない、強い抗酸化作用を持ったビタミンEも含まれているので、美肌を目指す女性には理想の果物と言えます。
美肌になるためには新陳代謝が活性化されることも大事ですが、みかんの皮や白い筋に含まれるビタミンPの働きで毛細血管が強化され、血流が良くなることで肌の老化を抑えてくれます。
あまり聞きなれないビタミンPですが、ヘスペリジンと言うポリフェノールの一種で血流を良くする働きがあります。
冬の時期、特に冷え性の女性にとって代謝を上げることは美肌だけでなく、体の様々な不調の解決に繋がるので、みかんを食べて女子力アップを目指したいですね。
みかんのカロリーってどれくらい?ダイエットに良いの?
みかんは食べ始めるとついつい止まらなくなってしまいますが、気になるカロリーはどれくらいなのでしょうか?
みかんの種類にもよりますが、1個で約45kalと他の果物と比べてもそこまで高カロリーではありません。
水分を豊富に含んでいて、皮にも食物繊維が多いことから整腸作用で便秘解消も期待でき、ダイエットにも比較的向いている果物と言えます。
ただ、いくらカロリーが低いからと言っても食べ過ぎはNGです。
やはりみかんも果物なので糖質を多く含んでいるため、食べ過ぎると逆効果となってしまいます。
間食やおやつの代わり、便秘解消することで見た目をスッキリさせるといった目的で食べる方が望ましいと言えます。
ダイエットをしているとどうしてもエネルギー不足になってしまいがちですが、みかんの糖質は体内ですぐにエネルギーに代わるため、運動前や朝食にはピッタリですよ。
みかんの効能を上手く利用してダイエットに役立ててくださいね。
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みかんは妊婦さんにも効果的?
便秘解消や風邪予防
みかんは実のほとんどが水分であり、食物繊維が豊富なことから便秘解消にも効果的で、妊婦さんにはお勧めの果物です。
妊娠中はお腹が大きくなることで腸が圧迫されたり、水分不足が原因で便秘に悩まされてる方も多いと思います。
薬も飲めない時期なので食生活で改善していかないといけないので難しいですよね。
みかんにはこの他にも、むくみや風邪予防に効果があるので妊婦さんは積極的に食べたいところです。
しかしやはり食べ過ぎると血糖値を上げ、妊娠糖尿病や体重増加などの心配もあることから、1日2~3個を限度にした方が無難かと言えます。
妊婦さんとビタミンA
みかんにはβ-カロテンが含まれており、体内で吸収される時ビタミンAに変わります。
そして妊娠初期の妊婦さんがビタミンAを過剰摂取すると、胎児へ奇形のリスクが高くなると言われています。
しかしそれは動物性のビタミンA(レチノール)の話で、みかんに含まれるビタミンA(β-カロテン)は植物性なので気にする必要はないので安心してください。
みかんは食べ過ぎるとどうなるの?腹痛との関係
「みかんを食べ過ぎた後にお腹をこわした」と言う経験ありませんか?
実はみかんに含まれるビタミンCは美肌や健康に良いとされる反面、過剰摂取しすぎると下痢を引き起す原因となるんです。
いわば副作用が起こってしまうんですね。
人によっては下痢だけではなく、吐き気や頭痛まで引き起こすと言うから怖いですよね。
1日に推奨されているビタミンCは100mgと言われています。
ビタミンCは通常摂りすぎた分は尿から排出されますが、一度に過剰摂取すると胃腸や肝臓に負担がかかり、腹痛の原因となります。
ここで言う過剰摂取とは、一度に1000mg以上を摂取することを言います。
相当な数のみかんを食べないとお腹を下すことはないですが、美味しく食べるためにも量には気を付けて食べてくださいね!
みかんを長持ちさせる保存方法とは?
みかんは値段がお手頃なためスーパーでも大量にネットや段ボールに詰められて売られたりしていますね。
しかし食べきれなくてそのままにしていると、いつの間にか表面にカビが生えていたり、傷んでしまって困ったということはありませんか?
通常みかんは2~4週間の常温保存が効きますが、その際に大事なポイントが3つあります。
- 日光や暖かい場所を避け、風通しの良いところで保存する。
- 大量のみかんはヘタを下にした状態で重ねていく。
- 傷んだみかんが混ざってないか定期的に確認する
上記のことを気を付けながら保存することで、「みかんが傷んだので捨てる」ということもなくなります。
みかんは常温保存以外にも、1~2ヶ月の冷凍保存も可能です。
その際には皮を剥き1つずつバラし、水分を拭いた状態で重ならない様にジップロックなどに入れて保存をするようにしてください。
そして意外ですが、冷蔵庫での保存はあまりお勧めできません。
冷蔵庫に入れると賞味期限は長くなりますが、水分が抜けて乾燥し、酸っぱさが増してしまいます。
なので「みかんの美味しさをキープしたい時は常温保存か冷凍保存」と言うことを覚えていてくださいね。
みかんの基本栄養素
ビタミンCが豊富
みかんの栄養素といって真っ先に思い浮かぶのは、ビタミンCでしょう。
みかんには100gで約35mgのビタミンCが含まれていて、2~3個食べるだけで1日の必要量を摂ることができます。
ビタミンCが欠乏すると肌トラブルが起こったり、歯茎から出血が起きたりなど病気にかかりやすくなってしまいます。
特に喫煙者の方はタバコを吸うとビタミンCの吸収率が低下し、体内でビタミンCが消費されるのが非喫煙者の人より早いので注意が必要です。
ビタミンCは水溶性のため、摂取しても過剰摂取した分は尿となって排出されるので、1日数回に分けて摂ることが理想とされています。
サプリメント並の栄養素
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、ミネラル類、ペクチン、クエン酸などが含まれていて、もはやサプリメント並の栄養素を含んでいるのです。
そして、みかんは実の部分だけでなく、皮袋や白い筋の部分にも食物繊維やビタミンP(ヘスペリジン)が豊富に含まれています。
またビタミンPには、壊れやすい繊細なビタミンCの機能を安定させる効果もあるので相乗効果が得られます。
これらの栄養素は主に風邪予防、高血圧、脳卒中、疲労回復、美肌効果、便秘などに効果があります。
たまにみかんの白い筋を綺麗に取り除いて食べてる人を見かけますが、もったいないので是非一緒に食べてくださいね!
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まとめ
みかんはその美味しさや栄養素の豊富さから食べれば食べるほど体にも良いと思ってしまいがちですが、食べ過ぎると意外なリスクがあることが分かって頂けたかと思います。
とは言え、食べる量にさえ気を付ければみかんは想像以上に万能な果物です。
食べ終わって残った皮も年末年始のお掃除に利用したり、バスタイムにアロマ代わりとして湯船に浮かべたりして楽しむことができるので無駄がありません。
冬はみかんが大活躍する時期なので、健康管理の意味も込めて旬のみかんを味わってくださいね。
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