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レモンの保存法。冷凍するとビタミンはどうなる?期間は?

レモンの保存法。冷凍するとビタミンはどうなる?期間は?

一度に使いきらなかったレモンは、どうやって保存すればいいのかな?

冷凍で保存すると、レモンのビタミンCは失われてしまうの?

レモンを無駄にしたくナイ人の為にレモンの保存方法について解説していきます。

レモンの「冷凍」保存方法

レモンには「3つの保存方法」があります。

・常温
・冷蔵
・冷凍

この中でレモンに一番適しているのが「冷凍保存(凍らす)」方法です。

密封して、丸ごと冷凍保存することで、風味や酸化を防ぐことができ、レモンを長持ちさせることができるのが「冷凍保存」です。

冷凍保存の手順

  1. レモンを十分に洗って、水気を切る
  2. 水気を切ったレモンを「タッパー」か「フリーザバッグ」に収める
  3. 袋の空気を十分に抜く

※レモンは切っても保存はできますが、ビタミンCを失いたくないなら、丸ごとがおススメ

※空気があると酸化してしまって、栄養価の低下につながる

輪切りや串切りした場合でも保存が可能です。

30分から1時間冷凍した後、軽く揉んでそれぞれをバラしてください。

これを2~3回やるとレモン同士がくっついて固まらず、取り出しがかなり楽になります。

1か月程度の保存が可能で長持ちしますよ。

外国産レモンは消毒薬や防腐剤、ツヤだしワックスなどが残っている場合があります。切る・凍らす前に、皮をたわしなどで十分洗っておきましょう。

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レモン汁

レモン汁の場合は、製氷機を活用しましょう。レモン汁を製氷機に入れて、ブロック状に固まったらフリーザバッグに収めて完了です。

レモンの冷凍保存でビタミンは?

せっかくの栄養・ビタミンCを失いたくないけど、冷凍して大丈夫なの?と心配する方、いませんか?

レモンが大量に持つビタミンCは、冷凍によって失われません。

むしろ増える傾向にあるようです。

参照:岐阜県学校間総合ネット 野菜のビタミンC

低温に強いビタミンC

ビタミンCは高温に弱くて破壊されやすい性質がありますが、低温にはめっぽう強いビタミンです。

冷凍するくらいの低温では、ビタミンCの損失はありませんので、安心して冷凍してください。

水には溶けやすいビタミンC

ただし、ビタミンCは水に溶けやすい性質があります。フリーザバッグに入れる前、シッカリと水気を除いておきましょうね。

ホットレモンなどには、そのままいれて大丈夫です。

溶けだしたビタミンCをそのまま飲むので、レモンからは溶けだしますが、溶けだしたものは摂り込むことができます。

レモンの冷凍保存で苦味はなくなる?

レモンの保存法。冷凍するとビタミンはどうなる?期間は?

冷凍するとレモンの苦味はやわらぎます。

苦味の正体は、リモノイドという物質。

リモノイドが働く=苦味を感じるには適度な温度が必要です。

レモンに限らず、柑橘類の表皮と実の間のには、白いワタがありますね。

リモノイドは、そのワタに多く含まれます。

柑橘を食べてすぐ、というより、口の中でしばらく噛んでいると苦味が出てきます。

これは口の中の温度にリモノイドが反応するから。

凍っているので、苦味はやわらぐ・減るということになります。

冷凍レモンの解凍

自然解凍

冷凍レモンの解凍は自然解凍が可能です。

切って使いたい場合は、少し自然解凍してから切ると切りやすいでしょう。皮も冷凍-解凍することで柔らかくなりますので、食べやすいと思います。

冷凍レモンのすりおろし

ここで、一番知っていただきたい方法を紹介します。

冷凍レモンのすりおろしです。

レモンは丸のまま洗って水気を十分にのぞいて、半分に切ります。

切り口にラップしたのち、フリーザバッグに詰めます。

ラップはしましたが、ここでも袋の空気は十分抜いておいてくださいね。

そして使いたい時に、皮ごと、おろし金ですりおろします!

レモンは皮も大事

レモンのポリフェノールは、大半が皮に含まれます。

もちろん他の栄養素も含まれますし、先ほどのリモノイドも苦味成分でもありながら、抗菌・抗細菌作用が含まれる優等生。

できれば、体に摂り込みたいものです。

「すりおろし」はお料理の仕上げなどにうってつけの方法ですね。

半分に切っておくと、形も手にしっくり。

すりおろすのに、とても持ちやすく、重宝します。

ぜひお試しください。

レモンの常温・冷蔵保存

常温

ずばり、レモンにとって乾燥は大敵。

常温はおススメしません。

特に切ってしまったものは、すぐに干からびてしまします。

見た目・風味・そして栄養。全てにおいてバツ印…。

冷蔵庫が壊れた、などイタシカタない場合でも、せめてラップはしておきたいものですが、常温による保存は避けた方がよろしいでしょう。

冷蔵

基本的には、切ったレモンはラップをして冷蔵庫に入れておきましょう。

それでも酸化は進みます。

輪切りにしたものは、冷蔵保存に適さない、日持ちがしないので、やはりお勧めは冷凍です。

輪切りの場合は1~2日間、半分に切った場合は4~5日間が限界の目安です。

丸のままは保存袋におさめてください。

野菜室の7度前後が適温です。

空気を抜いておくという意味で、ラップしても良いですが、丸のままだとジッパー付の保存袋が良いと思います。

国産レモンで約2週間、輸入レモンなら約1か月が目安です。

繰り返しになりますが、輸入レモンの方が長期保存できるのは防腐剤を使用しているから。

輸入品だったら、必ずという訳ではありませんが、添加されている可能性が高いです。

また、国産でも使用している場合がありますので、気になる方はよく洗ってください。

輸入レモンの防カビ剤についてはこちら
輸入レモンは安全?を解説

腐るとどうなる?

腐った時、食べないほうがいい時の状態、見分け方について解説しておきます。

次のような状態が現れたら、腐った・または腐り始めた証拠です。

  • 黄色かった皮の表面が、茶色に変わった。
  • カビが生えた。
  • 表面の水分がなくて、シワシワしている。

などです。カビが生えた部分が全体の一部であっても、眼に見えない菌はそのレモン全体に廻っている可能性が大です。

カビだけ取り除いてもダメですよ。この場合は破棄しましょう。

水分が失われてパサパサになったものは、お風呂に投入してレモン風呂としてお楽しみいただけます。

効果は薄れていますが、レモンの香りにはリラックス効果があります。

もったいないようではありますが、体を壊しては、正しい食とは言えません。

腐る前の、早めの食べきりを心がけてください。

買う時のポイント

陳列されたレモンを選ぶときは、ハリとツヤのあるものをお選びください。

輸入品の場合、ワックスでツヤを与えているものがありますが、ハリを見逃さないように。

いくらワックスを塗っても、ハリまではごまかせませんので。

また、同じサイズのレモンであれば、重さを比べてください。重い方が、良いレモンです。

そして、ヘタに注目しましょう。ヘタが鮮やかな緑であるほど新鮮である証拠です。

最後に、弾力。収穫間もないレモンは、はじきかえしてくるような弾力を持っています。

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まとめ

上手に保存して、レモンを活用してください。

また、レモンジャムなどで皮やワタを使うという場合は、あえて凍らせるというひと手間を加えてみてはいかがでしょうか。

冷凍-解凍の行程で皮が軟らかくなり、調理や加工がしやすい以外にも、レモンの栄養をたっぷり・そのまま摂りいれることができますよ。

レモンの天然ビタミンCとクエン酸、ポリフェノールなどはとても良質なものです。

レモンで毎日の食事に、香りと彩と健康を添えてください。

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